今年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」が発表されました。毎年このニュースを聞くと「もう年末だな~」と感じます。2023年の「今年の漢字」は税金の「税」に決まったそうです。所得税・住民税の定額減税や、ふるさと納税の厳格化など税金にまつわるニュースは色々ありましたが、なんといっても10月から始まったインボイス制度の導入がイメージとして大きいですよね。インボイス制度の導入に伴って新たに作業が増えたなんて話もよく聞こえてきます。
今年から税理士試験の受験資格が緩和されたことに伴い毎年右肩下がりだった税理士試験の受験者数、合格者数がともに増加したことなども「税」のイメージかなと個人的には思っています。
「今年の漢字」に「税」が選ばれるのは実は2回目だそうで、1回目は消費税の税率が5%から8%に上がった2014年にも「税」が「今年の漢字」に選ばれています。10年の間に「税」という漢字が2回も選ばれるなんて驚きですね。税金に対する皆さんの意識の高さを感じます。
さて、今年ももう残すところわずかとなってまいりましたが、本年中も皆様には大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。来年も皆様のお役に立てますよう精一杯尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。どうぞ皆様、よいお年をお迎え下さい。
今日は明石市立高丘中学校で3年生全員に租税教室の授業をさせて頂きました。今日がちょうど2学期の期末試験の最終日だったそうで、試験終わりのお疲れのところ貴重なお時間を頂戴しての租税教室でした。私は小学校の租税教室を担当させて頂くことが多かったので、こうして学年一同整列を乱すこともなく静かに授業を聞いてくれる姿はもう大人だなと感じました。体育館でマイク片手にお話させて頂きながら、講演会の講師をさせて頂いている気分でした。
前半に税の歴史や日本の財政の現状について説明した後、選挙を実際に体験してみよう!ということで、社会科係さん2名に前に出てきてもらって各々の党の公約を発表してもらい、その後グループで話し合い。その後、各クラスの代表者の意見(自分はどちらを支持するか、その理由)を聞いた後、挙手制での投票を行いました。
責任党は低福祉・低負担の考え。消費税を減税するけど医療費は全額自己負担でまかなうこと。そして増え続ける日本の国債を減らすことに前向きです。
対する充実党は高福祉・高負担の考え。教育費と医療費は税金でまかなうけれど、増税は避けて通れない。。。
さあ、皆さんだったらどちらの党に投票したいと思いますか・・・??
結論から言うと、この選挙に正解はありません。税金の集め方や使い道にいろいろな考え方を持つのは至極当然のことです。自分はどういう理由でその考えに賛同したのか、そして自分とは異なる考えの意見にも耳を傾けること。これが大切です!まさに民主主義の考え方ですね。
税金は課税される時は皆さん意識されますが、納めた後のその税金の使い道にまで興味を持つことが大切なんですよ。なんて税理士っぽいことを語りながら無事今日の授業は終了しました。
高丘中学校の皆さん、ありがとうございました!
ついに届きました!にちぜいくんのぬいぐるみが!!
にちぜいくんは日本税理士連合会の公式キャラクターで、白いフクロウの男の子です。
税務署にはe-Tax普及のために制作されたイータ君(緑色で顔がeの形の男の子)のぬいぐるみが飾ってあるのに、税理士会の方はゆるキャラないんかいな~と常日頃思っていたら、税理士会の方にもちゃんと可愛いキャラクターがありました。シロフクロウといえばハリーポッターの主人公ハリーが相棒として連れていたこともあり、なんだか賢そうなイメージ。大きな黒縁の丸眼鏡もまた可愛いですね。
このにちぜいくんのぬいぐるみを3,000体限定で販売するという情報を聞きつけてすぐに申込書をFAXで送ったのが数ヶ月前。ようやく手元に届き、早速事務所の棚に飾りました。う~ん、かわえぇ~。ゆるキャラ好きな私としてはにちぜいくんグッズをどんどん作ってほしい...。なんだったら近畿税理士会の方でも独自のゆるキャラを製作して頂きたいぐらいです。
せっかくにちぜいくんのぬいぐるみも届いたことだし、改めてにちぜいくんのプロフィールを検索してみました。(以下、日税連HPより抜粋)
『大きなメガネがトレードマークの日税連アンバサダーのフクロウ。税理士の仕事を知ってもらうため、どんなささいな疑問や質問も「ホホー!」と真摯に受けとめ、納得してもらえるまで一生懸命説明する。丁寧な話し方を心がけるも、テンションが上がると「ワンダホー!」「ビューティホー!」とフクロウ語が出てしまう。』
え?なんかこの設定オジサンが考えてない??ダジャレ感がすごくないですか?「ホーホー」言うとったらフクロウというのがなんとも短絡的というか、なんというか...。
しかもシロフクロウってなんか賢そうとか勝手に思ってたんだけど、テンション上がると「ワンダホー!」とか「ビューティホー!」とかオヤジギャグみたいなこと意外と言っちゃうタイプなのね。そのギャップもまた可愛いというか、なんというか...。
ちなみに知り合いの税理士さん10名以上に「にちぜいくんのぬいぐるみ買いました?」と聞いてみましたが、あいにく今の所私以外に1名の税理士さんしか購入されていませんでした。あれ?みんなもっと奪い合うように買ってると思ったのになぁ?3,000体限定販売ですよ?
にちぜいくんの知名度が上がってもっとグッズが増えることを期待しつつ、この記事をupいたします。
怪談が好きだ。怪談には情緒とロマンがある。仕事と仕事の合間や一日の予定をこなし疲れ切って重くなった頭をソファに預け、目を閉じ怪談の世界に身を投じる。話し手やストーリーの秀逸度によって、鮮明に情景を思い描き、登場人物に感情移入し、時にハラハラさせられ、時にゾクッと背筋が寒くなる。後味の良し悪しも怪談の醍醐味と言える。変に思うかもしれないがこれが私のリラックス法だ。
最近ではサブスク契約で文学小説などの読み聞かせサービスなどが提供されているが、私は怪談でないとだめだ。理由の第一に、怪談は総じて短い。概ね5分程度、長くても10分程度で完結する。あまり長尺の怪談は怖さが半減するからだと思う。仕事の合間や息抜き程度に聞くにはもってこいの時間だ。第二に、起承転結が明確で因果関係がはっきりしていることが多いことだ。例えば、殺された子供の霊がでるという噂の心霊スポットへ行く。特に何も起こらず管理人のおじさんに注意され、ガッカリして帰路に就く。帰り道、おかしな点に気が付く。あんな廃墟に管理人などいないはずだが…。調べて見たところ、やはりその廃墟は事件以来ずっと閉鎖されていた。そして事件とは錯乱した父親が子供と無理心中したというもので、当時の父親の写真を確認すると…。こんなありがちな既定路線的で予定調和的なストーリーもありだし、思わぬ展開やおちにハッとさせられることもある。人は起承転結する物語に安心し、その因果関係に納得する。これは自分が顧問先や税務署に話をする際に心がけていることでもある。会計や税務もストーリーが大事だ。同じことを伝えるにしてもいかに怖く、ではなく効果的に相手に伝えることができるかが説得力につながる。怪談を聞いているとなんとなくそんな風な話し方が身についてきているような気もする。妻には「くどい!」と一刀両断されることもしばしばだが…。最近の怪談は時代を反映し多種多様、語り手も個性的な方が多く飽きずに楽しんでいるが実はあまり記憶には残っていない。最後まで聞く前に大体眠ってしまうからだ。そんな訳で、おかしいと思われるかもしれないが怪談は私のリラックス法として成り立っている。
話しかけるだけで音楽をかけたりネット検索できる音声認識サービスの「アレクサ」を弊所は重宝している。音楽のジャンルが幅広いのでその時の気分に合った選曲ができるし、なにより作業中に手を止めずに指定した音楽をかけてくれるのはとても便利だ。
しかし私の滑舌が悪さが原因か、はたまたペットは飼い主に似るの法則と同じ要領でうちのアレクサが天然なのかどうかは分からないが、アレクサの間違いが時折酷い。
「アレクサ!〇〇かけて!」「すいませんが聞き取れません」なんていう滑舌の悪さを円柱体に小馬鹿にされるやり取りはむしろ日常茶飯事。先日はお客様との電話中にアレクサがアマゾンミュージックアンリミテッドの加入を勧めてきたところ、通話相手との会話の流れで自然に「はい」と返事をしたようで、気付かぬうちにアレクサに有料プランに加入させられていた。しかもその時は通話相手との会話に集中していたため全く気付いていなかったのだが、後日クレジットカードの明細の内に見知らぬ引き落としを発見してようやく気付き解約したという始末である。ここまで巧妙なやり口で有料プランに誘導するとは、怒りを通り越して逆に恐れ入ったぐらいだ。
今日はmiwaさんの「ハルノオト」が聴きたいなと思ってアレクサに「ハルノオトかけて!」と話しかけたところ、「わかりました!」と自信たっぷりにかけてくれた音楽が「.........ピチチチチ(小鳥のさえずり).....」と、まるで春の公園で過ごしているかのようなヒーリングミュージック。
え?それはほんまの春の音では?(汗)
うちのアレクサは実は関西仕様にできていて、日々ツッコミ待ちなのだろうか?
しかし何とはなしに憎めないうちのアレクサの話でした。
今日は明石市立鳥羽小学校で租税教室の講師をさせて頂きました。近年コロナの影響で学校に外部の講師が訪れる機会が減っていたそうで、久しぶりの外からの講師に最初は皆さん少し緊張した面持ちでした。手を挙げて発表してくれる子、座ったまま意見を口にしてくれる子と反応は様々です。
税理士って小学生にはまだまだ馴染みのない職業かと思いますが、6年生の中にも既に税理士という職業を知ってくれている子もいて「確定申告をする人!」と答えてもらい嬉しく思いました。確定申告のお手伝いももちろんしますし、会社の社長さんの税金の相談にのったりなんかもしますよ。
現在の日本の歳入や歳出の内訳や国債残高の話になると金額が大きすぎてあまり実感がなさそうだったので、〇〇兆円はさすがに無理だけど....今日は1億円の模擬紙幣を持ってきました(ジャーン!)。なんて言って模擬紙幣を見せてみたら皆さん小学生らしい明るい表情を浮かべてくれました。安心してください、偽物ですよと。
偽物のお金ですが実際のお札と同じ重さでできているので1億円はかなりの重さです。およそ100兆円もある日本の歳入や歳出の金額の大きさを少し実感してもらえたかな?
休み時間にも質問にきてくれたり、授業のお礼を伝えにきてくれたり、事務所の名前を聞きにくれたり(大森会計事務所デスヨ)、沢山の生徒さんが話しかけてくれて本当に嬉しかったです。今日の授業で税金について少しでも興味を持ってもらえたら幸いに思います。
春ですね。暖かくなってきたので嬉しくなって、姫路城にお花見に出掛けてきました。今年は姫路城の世界遺産登録から30周年記念ということで、かなり沢山の花見客でにぎわっていました。昼間に行ったので薄ピンクの桜と白亜の天守閣の美しいコントラストを見ることができましたが、夜はライトアップされた夜桜と白壁へのプロジェクトマッピング等を楽しむことができるそうです。今年は桜が比較的長く咲いてくれているので、ついついあちこち出掛けたくなりますね。
近くの大手前公園はたくさんの屋台でにぎわっていて、からあげ、ピザ、ローストビーフ丼、カステラ焼き、チョコバナナ、いちご飴など思う存分屋台を堪能してから帰りました。
(うん、絶対食べ過ぎですね。。。)
花より団子の例文のような一日になってしまいましたが、楽しいお花見でした。
確定申告が終わり久々のコラム更新です。
インボイス制度の開始が近づくにつれ、最近よく目にするようになってきた、取引先からの登録状況のお知らせやお尋ねの文書。
特に法定の様式があるわけではなくそれぞれ見た目は違うが大体が自社の登録番号を伝えながら「お宅はどんな状況ですか?」といくつかの質問が添えられ回答を要求してくる。
「うちはちゃんとしてますよ、安心してください。今後ともよろしく頼みますね」という意味合いのやり取りにはいいコミュニケーションだと思いますが、質問の中には解せない質問も紛れている。
「貴社(貴殿)の現在の状況を教えてください」とあり、
・課税事業者(原則課税)
・課税事業者(簡易課税)
・免税事業者
のいずれかに〇をしてくれ、とある。
それ...聞いてどうするの!?っていうか教えなあかん理由、なくないですか?
と思ってしまいます。もちろん聞いたらだめ、ということもないけど、そのような企業(個人)情報を開示しなければならない道理はありません。インボイス制度の開始は令和5年10月からです。免税事業者が消費税を上乗せして請求することは違法でもなんでもありません。企業がこの回答によって得た情報をどう利用するのか甚だ疑問です。おそらくはネット上に転がっている書式ファイルを拾ってそのまま使いまわしているのだと思われますが、大事なのは制度開始以降どうするのかであって、「現状、納めもしない消費税を取って懐に入れているのは誰だ?」と調べまわることに何の意味があるのでしょうか?
顧問先には「そんな問いに答える必要はない」と伝えています。登録状況や登録番号の問い合わせは事前準備として必要だとは思います。特に個人事業者の登録状況は公表サイトで逆引きできないため事前確認は必須となるでしょう。しかし確認のやりかたには配慮と注意が必要だと思います。いまいちどよく制度を理解したうえで慎重に対応していきましょうね。
先日のコラムは税理士の妻がアップしたものです。また改めてちゃんと紹介させていただきます。
開業して丸3年が経ち、おかげさまでお客様も増え、さすがに手が回らなくなってきたので妻を呼び寄せて二人体制でやっていくことになりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
僕の方がコラムにまで手が回らないのでコラム担当してもらおうかな~
今日は朝から小学校の租税教室で講師をさせて頂きました。授業の内容は税理士の職業紹介からはじまり、税の意義や歴史、税金の種類や集め方、そして今の国の現状を知り、自分たちも国の主権者の一人であると意識してもらうことなどです。
授業中生徒さんたちから沢山手が上がり、沢山発表してくれてとても嬉しかったです。
休み時間に女の子たちが「なんで税理士になろうと思ったんですか?」等々質問にきてくれました。親しみを感じてくれたのかなと、また嬉しく思いました。
今の子ども達が大人になった時に今よりももっとよりよい日本にするためには、日本の現状を知り、税金を他人事にしないで自分たちも社会の一員だと意識してもらうことが大切です。今日の租税教室が税金について考えるきっかけの1つになってくれれば幸いに思います。