R6年4月1日 税理士が急に必要になった夜

 税理士という職業は大変やりがいのある仕事だが、正直緊急性の低い職業だとかねてより認識していた。人命救助に携わる消防士や自衛官のように急な出動命令が下ることはないし、飛行機や新幹線の中で急に容態を悪くした乗客を救助するため「この中に誰かお医者様か看護師の方はいらっしゃいませんかー?」と、大声で自分の持つ資格が求められることもない。1分1秒を争うような事態に活躍する職業の方と違って地味な職種だと自覚はしていたのだが、今年の確定申告でまさか自分の職業が緊急的に必要とされることになるとは思いもよらなかった。

22時過ぎに友人から「まだ起きてる?ちょっとインボイスについて教えてほしいんやけど?」と連絡が来たので、こんな時間にどうしたのかなと思いながら電話をかけた。

友人の話を要約すると、「事業を行っていた父親が昨日急に倒れて今は意識不明の状態でICUに入っている。父親が意識を失う直前にインボイスの件を頼むと託されたが、自分も母親も父親の事業について何も知らされていないので何をすれば良いのか分からない。確定申告期限まであと数日しかないので力を貸してくれないか?」といった内容だった。ええ?税理士がこんな夜中に緊急的に必要とされることってあるの?お父さんのことは心配だが、しかし自分を頼ってくれたことが嬉しいし、自分でできることなら力になってあげたい。 

 その後、電話での聞き取りや資料を写真で送ってもらったりしながら、お父さんが令和5年10月からインボイス発行事業者に登録されたこと、意識を失う直前に仰っていたことがおそらくインボイス登録後の消費税の申告をしてほしいということだろうということが分かった。そこからは自分の出番だと言わんばかりに「インボイス制度を機に免税事業者から課税事業者に登録された方の場合2割特例で消費税の申告をするのが断然有利だ」といった内容を電話であれこれ説明した。友人は私の電話を切った後、e-taxで確定申告書を作成し、翌朝無事税務署に申告書を提出した。友人から沢山感謝の言葉を頂いたのだが、自分の知識で緊急的に人様のお役に立てたこと、専門性を活かせたことが嬉しくて、翌日は寝不足にもかかわらず気持ち良く仕事をこなすことができた。

 友人のお父さんの容態が1日も早く回復に向かわれますように心よりお祈り申し上げます。

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