勤務時代の先輩がいよいよ独立開業した、ということで案内のハガキを送ってくれました。それも同じTKCの同じ支部として入会された、ということなのでこれから一緒にいろんな活動を出来たら嬉しいねって。
私も開業して来月で丸3年だな~。たくさんの人と出会い、たくさんの経験を積むことが出来た3年でした。しんどいことや不安なことも山ほどあったし、まだまだやりたいことや課題は山積みだけど、お客さんに喜んでもらえたり頼りにしてくれていることを励みに何とかやってこられたんだと思います。
税理士にとって独立開業がすべてではないけれど、私は独立して良かった、と心から思います。逆に言うと独立しなければよかった、と思う日はこの3年一日もありませんでした。少し前、あるお客さんに「大森さんは税理士が天職だと思いますよ」って言って下さいました。ここ数年で一番うれしかった言葉でした。税理士の価値はお客さんが決めるもの、これからもそう思ってもらえるように日々精進です!
妻がどうしても行きたいと言うので、丹波篠山で開催されている陶器市へ行ってきました~。
朝10時半頃に着いた時にはもうすごい人が集まってて、車を止めるのも一苦労でした。
たくさんの窯元が広場に集まって出品してて、丹波焼といっても色んな個性がそれぞれあるんだなあーって、面白かったです。
写真のマグカップが深い緑の良い色合いでお手頃価格で売ってたので思わず買っちゃいました。コーヒー淹れたら映えそうだな~♪
毎年の恒例行事、滝へ行ってまいりました。
今年はなぜか実の姉が参戦…。昔、30年以上前に家族で毎年行ってた時のこと、
「あそこが昔プールあったとこやな~」
「おじいちゃんとおばあちゃんはあそこでお茶飲んで待ってたわ」
「変わってないな~」
「せやろ~」
なんて話しながら、ちょっとノスタルジックな気分にもなりつつ、しっかりマイナスイオンを浴びてきました。
しかし、なんとなく毎年行く度に人が増えているような気がする…。
まさかみんな、このコラムを見て……、なんてそんな訳ないか(笑)
今日は近畿税理士会のCMにエキストラとして出演してきました!
アナウンサーの森さんが経営に悩む中小企業の社長に扮し、税理士がお役に立ちます!的なお決まりの演出ですが、税理会から募集があって応募してみたら見事当選!男性税理士は応募が多く5倍ぐらいの倍率だったみたいです。
チラッと映り込む程度かと思いきや、しっかりワンカット分役がもらえました。最後は集まった税理士80名?が大合唱!撮影は待ち時間も多くて疲れましたが、放映が楽しみです!(来年の1月か2月に放送予定らしいですよ)
わーーれら~われらぜいりし きんきぜいりしか~い♪
最近、勤めていたころの先輩が独立するということで久しぶりに会って近況報告などをしていました。
その先輩が今現在お勤めの事務所の税理士の先生はなんと、「税務調査はいつでもウェルカム」という先生らしい。
税務調査が入っている時に、顧問先の目の前で税務署員と難しい言葉を駆使して深刻そうに議論したり、自分の交渉のおかげで納税額が少なく済んだよ、って感じで報告する。顧問先は「おおお、さすが!頼りになる先生だなあ」となる。さらに税務調査があれば調査立会料として普段の顧問料とは別に報酬を請求することができる。だから税務調査はむしろ大歓迎ということらしい。
世の中にはそのようなお考えの税理士が結構な数いらっしゃることは知っていました。印象としてはご年配の税理士に多いような気がします。良い悪いはそれぞれの考え方だし、いざ税務調査となった時に頼りない税理士も嫌だ。だから別にその税理士の先生が良いとも悪いとも言わない。
ただ私は、税務調査など全くもって来ない方がいいと思っているし、税務調査が出来るだけ来ないように明瞭で誤りのない申告書を作成することを心掛けているし「書面添付制度」もフル活用している。税務調査への対応には時間がかかるし、何も悪いことをしていなくても人に腹をさぐられるのは気持ちのいいものではない。むしろ税理士の価値はいかに自分の顧問先を税務調査というものから遠ざけられるかが腕の見せ所ではないかとすら思っている。もっと言えば、いつか税理士が一定の水準を満たすものとして証明し作成した税務書類については税務調査は行わない、という日が来ることを望んでいる。
ま、税理士も千差万別、顧問をしてもらう税理士とは長い付き合いになります。税理士を選ぶときにはそうした調査に対する考え方なんかを聞いてみるのもいいかもしれませんね。
そろそろインボイス制度について思うことを書いてみようと思う。
令和5年10月より開始される予定のインボイス制度ですが、事業者にとっての影響は大きく分けて
①請求書等、インボイスとする書類への記載内容を定められた記載を追加し様式を変更する必要が生じる
②仕入れる側での確認事項や帳簿への記載事項が増え、仕入税額控除の要件が厳格化すること
③免税事業者が適格請求書発行事業者(課税事業者) への転換を強いられる可能性が生じること
の3つだと思う。(届出に関する注意事項もありますがそれはまた別の機会に。)そしてこの制度が開始すると、残念ながら消費税の納税額は変わらないか増加する可能性しかない。
今回は③の免税事業者のことを考えてみた。
例えば、どちらも個人が営む2軒の隣り合う焼き鳥屋さんA・Bがあったとする。いずれも年間売上は1000万に満たない程度の小規模な事業者で、消費税の納税を行っていない免税事業者だ。
Aは税理士から「令和5年10月からインボイス制度が始まります。ここの客はこの店での飲食代を経費にする人が多いから、これを機に課税事業者になってインボイスを発行しないと客が減っちゃいますよ」と言われ、事前に届出をし登録番号を取得した。
一方、Bはインボイスのことなど全く知らず令和5年10月をいつもと変わらず迎えた。
さて10月以降のAとBの売上は…というと、実のところ今までと何ら変わりない…。Aは半年後の令和6年3月の申告で消費税を納めることになり、Bは変わらず消費税を納めることはなかった。
Aは税理士に文句を言う。「先生が言った通りに課税事業者になったのに、Bの客が減ってこっちに流れてくる様子もないし、何も変わらないじゃないですか。おまけに消費税もかかるし…」
税理士は言う。「それはまだ制度が始まったばかりだからですよ。徐々に世の中も追いついてきますから…。そうだ、周知のために店先に【インボイスやってます!】みたいな貼紙でもしてはどうですか?」
Aは「冷やし中華始めました、じゃあるまいし…」と半信半疑ながら「インボイスやってます!」という貼紙を作った。
③の話はこんなことなのだ。さてこの話の続きはどうなるのか………!? 気になりますね~!Aは納める消費税分だけでもBよりも売上を上げることはできるのか?この2つのお店、さらに税理士の運命やいかに!?
この先のことは誰にも予想はできない。免税事業者からの仕入れ税額控除には5年間の経過措置も認められるし、現在の周知の状況から考えて、開始後すぐにそこまでの急激な変化は起きないと思っている。しかしBの飲食代の領収書を持ち帰った事業者が経理や奥さん、税理士に「これはインボイスではないので…消費税が増えますよ」と言われ続ければ、その事業者は次に行く店をインボイスを発行しているAに変えるかもしれない。
ゆくゆくはインボイスを発行する店なのかそうでないのかを分かるようにするために、本当に「○○PAY使えます」ステッカーのように「インボイス発行店」ステッカーが出来ても何ら不思議ではない。
現状の登録状況は全体の10%にも達していないようだ。準備の遅れや、実務面での負担増から日税連は国税庁に柔軟な対応を申し入れたようだし、まだまだ流動的だと思っている。(この前の電子取引のデータ保存の例のあるし…)
インボイスは難しいです。それは消費税の仕組みや考え方が皆に広く浸透していないからだと肌で感じます。なるべく分かりやすく伝えていけたらな~と思います。
久々にアジュール舞子に行ってきました~。
「人間ってすごいもの作れるんだなあ」
「どうやって作ったんかな~!?」
何度見てもそう思います。
最近は日曜日の早朝や仕事の隙間に気分転換の海釣りに行ってます。そんなに大物は狙ってないですが、たま~に思いがけないビッグモンスターも…!
いっぱい釣れなくても海の青、緑?は疲れた目を癒してくれるのです~。
今が一番気持ちがいい時期ですね~。
忙しさにかまけて更新しない間にすっかり確定申告時期になりました。さらに「事業復活支援金」の受付も開始されましたね。
さて、めちゃくちゃプライベートな話ですが家の洗濯機が壊れました。原因は、こたつ布団を無理やり押し込んで内蓋もせず強引にブン回したせいでした。今日修理に来てもらって無事に直りましたが、壊れてからの数日間、この寒い中、近所の両親の家に大きな洗濯かごを持って何往復もして、失笑されながらもやり過ごしました。
今しがた、直った洗濯機で久々に洗濯…。当たり前に家で洗濯をできることがどれほど便利か、目の前にある幸福には人間はなかなか気づくことができないんだなあ、と噛みしめながら干しました。かの長渕剛大先生も「尽きせぬ自由は、がんじがらめの不自由さの中に、ある…」と言ってましたし。
色々と書きたいことはあるんですが、ありすぎて逆にこんなしょうもない話になりました。
(写真は今年に入って1作目のパズルです)
あけましておめでとうございます!
2022年始まりましたね。開業3年目の今年の目標はずばり「楽しむ!」です。仕事もプライベートも、新しいことも今までやってきたことも全部、先入観にとらわれずにやってみて改善できるところは改善し、良いところはより良くしていきたいと思います。そしてそのプロセスを「楽しむ!」です。
税務業界の今年を一言であらわすと「準備の年」となると思います。昨年の暮れから騒がれている電子帳簿保存法の改正と令和5年に施行されるインボイス制度への準備、すなわち迫りくる電子化・DX化の波へ対応するために現状の記帳方法や証憑類の保管方法を見直し、時代の流れに沿わせながら適法な省力化につなげていく、その準備のための期間となるでしょう。
既存の概念は大きく変化し一見複雑化していくこの流れのなかで税理士はその機微を見逃さず、顧問先とともにこの波をうまく乗り超えなければなりません。乗り切った先には会計帳簿作成や税務申告のためだけでない税理士と会社や事業の未来の話に時間がかけられる経営者の像があるはずです。これを機にすべてを刷新するのか、差し当たっての対応から徐々に始めていくのか、まずは何がどう変わるのかを把握することが大事ですが、個別事情を考えながらじっくり考えていきましょう。